【解明】人はなぜ眠るのか?睡眠の理由を徹底解説します!

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【解明】人はなぜ眠るのか?睡眠の理由を徹底解説します!
毎日を忙しく生きていると、1日がとても短く感じて睡眠時間がもったいないと感じることがあります。しかし、実際に徹夜をして頑張っても、思っていたほどの成果を上げることができないことがほとんどで、何らかの成果を上げてもその力を継続させることができません。

そこで今回は、なぜ人は眠らないとダメなのか?という疑問に対して解説していきます。

人は眠らないとどうなのか?

眠りの時間を有効に使うことができれば、その人にとってとても有利に働くことが多いですが、実際に眠らなかった場合、人間は一体どうなってしまうのでしょうか?

断眠の調査をするためにラットを使って実験が行われ、ラットを強制的に眠らせない環境を作ってその変化を観察しました。

この実験から、睡眠不足が続いたラットは、エサの量は多少増加しましたがそれも最初の頃のみで、その後は徐々に痩せて毛ツヤが無くなり、体温も実験前より低くなりました。そして、実験から20日頃には免疫不全を起こし、細菌感染症で死んでしまいました。

人間が最も長く眠らなかった記録として残っているのは約11日間(260時間)であり、この記録は1964年にアメリカに住む当時17歳の高校生が作った記録です。彼によると、断眠開始から2日目でイライラが強くなり、4日目には妄想が出始め、7日目には震えが出てて会話ができない状況になったとしています。

【ポイント】
  • 眠らないと、記憶力や判断力が低下、妄想や幻覚の出現といった症状がでる

人はなぜ眠くなるのか?

睡眠には眠りへと導くメカニズムが人間の体に備わっているからであり、そのメカニズムには2つの働きが関係しています。これが眠くなる理由です。

人間が眠くなるのには、2つの大きな理由があります。

  • ①疲労が原因で眠る(恒常性維持機構)
  • ②夜になったから眠る(生体時計機構)

①恒常性維持機構:ホメオスタシスとも呼ばれ、病気の原因となる細菌やウイルスなどに感染したり、体内でがん細胞が増殖しても、体を快適な状態に維持する機能です。この機構が睡眠中枢に働きかけることで、睡眠物質を分泌させ眠りへと導きます。

②生体時計機構:サーカディアンリズムとも呼ばれ、地球の自転や昼と夜の時間の経過に合わせて体が活動(目覚め)と休息(睡眠)を行う機能です。この機構には、太陽光の他に脳内伝達物質であるセロトニンや睡眠ホルモンであるメラトニンが大きく関係していると言われており、それによって視交叉上核(しこうさじょうかく)などに働きかけます。

人間の体内では、恒常性維持機構と生体時計機構の働きが、その時の状況に合わせてお互いが調整しながら、眠りの質・量・タイミングなどを計っています。この2つの働きによって、私達は自然と眠くなっていくというわけです。

【ポイント】
  • 人が眠くなるのは、恒常性維持機構と生体時計機構の働きによる

睡眠と脳の関係とは?

質の良い眠りが良く取れていると、次の日の目覚めがとても良かったり、仕事や勉強が捗るということがあります。これは、睡眠と脳の働きが大きく関係しているからです。

睡眠に関する研究で、眠りが脳機能の活性化に大きく関連しているということが分かってきました。人間の記憶機能には、覚えてもすぐに忘れてしまう「短期記憶」と、いつまでも忘れない「長期記憶」の2種類があります。

人間は、短期記憶を長期記憶へと転化することができ、これを「記憶固定」と呼びます。この記憶固定が睡眠と密接にかかわっていることが研究で明らかになってきました。睡眠には約10分~20分続く浅い眠りの「レム睡眠」と、約70分~80分続く深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があり、記憶固定はノンレム睡眠で起こることが分かってきました。

[参考サイト]

この研究から、記憶をより向上させて脳機能を高めるためには、ノンレム睡眠を促す眠り方をすることが重要なのです。また、眠りの質は将来の脳にも影響を与えることが、アメリカの研究で明らかになってきました。

この研究では、1時間に睡眠が途切れた回数が6回以上の人は、5回以下の人よりもアルツハイマー型認知症患者の脳に見られる「アミロイドβ蛋白」の蓄積が多いという結果が出ています。

【ポイント】
  • 眠りは脳機能を活性化させている
  • 記憶固定はノンレム睡眠で起こる

快適な睡眠をとる方法

睡眠は、人間にとって必要不可欠な生理機能です。その睡眠をより質の良いものをするためには、眠り方についても考える必要があります。

快適な睡眠をとる方法としては、大きく5つのポイントがあります。

ポイント①:睡眠への強いこだわりを持たないこと

  • 睡眠が人間には大事だからと、無理に眠ろうとしても逆に眠れなくなってしまいます。布団に入っても眠れない時には無理をせず、読書などで気分を変えると良いです

ポイント②:起床時間を一定にして習慣づける

  • 起床時間が決まれば、自然と寝る時間も習慣づけられてくるため、身体もそのサイクルに慣れてきます

ポイント③:睡眠障害因子への対応

  • 夜に快適な眠りをとるためには、昼寝は眠りの約15時間前に20分程度、眠る前にコーヒーやお酒は避ける、眠る前に熱いお風呂に入る、などは避ける必要があります

ポイント④:1日の運動量を考える

  • 眠りに時間が掛かるわりには朝の目覚めが早いという場合は運動不足が原因と考えられます。1日の運動量を考え、必要に応じて適度な運動を取り入れましょう

ポイント⑤:ストレス解消

  • 何らかのストレスを抱えていると、脳の伝達物質の興奮が高まって頭が冴えた状態になるため眠れなくなります。ストレスは眠りの質に悪影響を与えるため、あまり考え込まず楽しいことを考えましょう
【ポイント】
  • 起床時間を一定にする
  • バランスの良い食事を心掛ける
  • 適度な運動をする
  • ストレスを溜めないこと

まとめ

人がなぜ眠くなるのかと言うと、「恒常性維持機構」と「生体時計機構」という2つの生態機能が働くからです。この2つの機能がお互いに調整し合って、状況に応じて眠りの質や量、タイミングを上手く計っています。

質の良い眠りとは、約70分~80分続くノンレム睡眠で、このノンレム睡眠を良く取ることで、記憶力が向上したり、身体の回復機能がアップしたりします。また、将来アルツハイマー型認知症の予防にもつながるとも言われています。

快適な睡眠を取るためには、①無理に眠ろうと頑張らないこと、②眠りと目覚めの習慣を付ける、③眠りを妨げる因子を極力避ける、④運動不足の改善、⑤ストレス解消を行う、という5つのポイントを実行させることです。

人間は眠らないと、脳に悪影響を与えイライラしたり怒りっぽくなる、食欲不振が起き痩せる、体が震えるなど様々な悪い症状が現れ、命も危険にさらされるようになります。私達の身体は、眠りによって体内機能を回復させ、次の日にまた快適に活動できる体力を養っているのです。

そのため、質の良い眠りは非常に大切であり、人間には必要不可欠な生理機能と言えます。眠りのメカニズムを知ることで、その重要性を認識しより良い眠りに心掛けましょう。

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